当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
店の名前を知らない方が探すとき、最初に開くのは地図アプリです。地域と業種を入れて、出てきた中から選びます。その画面に出ている情報が、来るかどうかの判断材料になります。
この記事は、広告を出す前にやっておく店舗情報の整え方を、順番に沿ってまとめたものです。すでに来ていただいた方への連絡や再来店の設計は別の話なので、そちらはLINE公式アカウントの使いどころで扱っています。
広告を出す前に、まず情報が正しいかを直す
新しいお客さまが来ないとき、最初に検討されるのは広告です。ただ、広告で人を連れてきても、着いた先の情報が実際と違えば同じところで止まります。
名前を知らない人が探す入口は「地域+業種」
お客さまの探し方は、大きく二つに分かれます。店の名前で調べる方と、地域と業種で調べる方です。
- 名前で調べる方:紹介や看板、SNSですでに店を知っている
- 地域と業種で調べる方:近くで探しているだけで、店は知らない
前者は指名検索で、すでに知られている状態です。この記事で扱うのは後者です。地図アプリの店舗情報を整える取り組みはMEOと呼ばれます。どこまで届けばよいかは、お客さまが来られる範囲である商圏の広さでも変わります。
情報が違うと、来る前に候補から外れる
取りこぼしが起きるのは、判断が早い場面です。見る側は、迷ったら次の店に移ります。
- 定休日が古いまま … 開いている日なのに「今日は休み」と受け取られる
- 営業時間が実際と違う … 閉まっていると思われて、別の店が選ばれる
- 電話番号が変わっている … つながらない時点で候補から消える
どれも広告費では取り返せません。古い情報が載ったままの掲載は、載っていない状態より悪くはたらくことがあります。
直す順番は「合っているか→足りているか→伝わるか」
手を付ける順番を決めておくと迷いません。まず事実と合っているか、次に項目が埋まっているか、最後に写真や文章で伝わるか、の順です。
ここだけは見る
順番を飛ばして写真や説明文から始めると、手をかけたのに何も変わらない状態になります。営業時間と定休日の確認が、いちばん先です。
最初に整える項目
埋める欄は多くありません。ただ、書き方で伝わり方が変わる欄がいくつかあります。
店名は、看板・ホームページ・領収書とそろえる
店名の欄には、実際に使っている名前をそのまま書きます。地域名や業種名を足して長くするのは避けてください。掲載側の決まりで認められない場合があります。
- カタカナと英字、スペースの有無を、どれかの表記にそろえる
- 支店がある場合、支店名の付け方を全店で統一する
- 看板・ホームページ・領収書で表記が違っていないか見比べる
住所・電話・営業時間は「実際にどう動いているか」で書く
欄を埋めるだけでは足りない項目です。実際の運用と合っているかを確認します。
- 住所:ビル名、階、部屋番号まで。地図のピンが入口とずれていないか
- 電話:転送先や携帯に変えている場合、載せている番号と一致しているか
- 営業時間:最終受付やラストオーダーの時刻を、備考の欄で補う
駐車場と支払い方法は、来店前にいちばん聞かれる
電話で毎回聞かれている内容は、そのまま書いておくべき項目です。専用の欄が無ければ、説明文に書き足します。
- 駐車場:自前か提携か。提携なら場所と、料金の扱いをどうするか
- 支払い方法:現金のみなら、はっきりそう書く
- 使えるキャッシュレスの種類を、どこまで書くか決めておく
ここだけは見る
「駐車場はありますか」「カードは使えますか」と電話で聞かれているなら、その答えが載っていないということです。聞かれた質問をそのまま書き足してください。
情報がずれる原因
一度整えても、時間が経つとずれます。原因はだいたい決まっているので、先に押さえておきます。
他のサイトに残っている古い掲載
店の情報が載っている場所は、自分で登録したところだけではありません。頼んだ覚えのないサイトに、古い電話番号が残っていることもあります。
- 以前使っていたポータルサイトや、業種別の掲載サイト
- 閉じたつもりのSNSアカウントのプロフィール欄
- 作ったまま更新していない、古いホームページ
載せ先を一覧にして、変更があったときに直す場所を決めておくと漏れが減ります。この考え方は店舗情報の統一と呼ばれ、見る側を迷わせないための基本にあたります。
季節や曜日で変わる営業時間
通年で同じ時間帯という店ばかりではありません。変わると分かっているものは、変わる前に反映しておきます。
- 冬期や夏期で、開店や閉店の時刻が変わる
- 曜日によって昼のみ、夜のみの営業になる
- 予約が入った日だけ開ける形で運用している
臨時休業と長期休みの告知漏れ
いちばん多いのは、決めた時点では覚えていて、直すのを忘れる形です。休むと決めたその場で直す、と決めておくほうが確実です。
臨時休業の反映漏れは、来店の直前に効きます
着いてから閉まっていた方は、次に候補として選びにくくなり、口コミに残ることもあります。休みを決める作業と、掲載先を直す作業を、ひとつづきの手順にしてください。
写真で伝わることと、伝わらないこと
写真は雰囲気を伝えるものと思われがちですが、実際にいちばん役に立つのは「迷わせないこと」です。
先に用意するのは外観と入口
初めて来る方が困るのは、店の中ではなく手前です。探させないための写真を先に置きます。
- 建物の外観(通りから歩いてきたときの見え方で撮る)
- 入口の写真(ビルなら、どの扉から入ればよいか分かるもの)
- 階段やエレベーターの位置(二階以上や地下にある場合)
席や設備の写真は、不安を消すために使う
行くかどうか迷っている方が知りたいのは、自分が入って大丈夫かどうかです。
- 一人で入れるか(カウンター席や個室があるか)
- 子ども連れで行けるか(席の広さ、ベビーカーの置き場)
- 施術や作業をする場所の様子(治療院、サロン、教室)
加工しすぎると、来店したときの落差になる
明るさや色を強く調整すれば、見栄えは良くなります。ただし実物との差が大きいほど、来ていただいたあとに落差が残ります。
- 料理や商品の色を、実物と違って見えるほど変えない
- 実際より広く見せる撮り方に寄せない
- 内装を変えたら、古い写真は差し替える
口コミへの向き合い方
口コミは、店側で完全に管理できるものではありません。だからこそ、返信の書き方と依頼の線引きを、先に決めておく価値があります。
返信の基本は、事実の確認と短いお礼
すべてに返さなければならないものではありません。返す方針にするなら、書き方だけそろえておきます。
- 先に事実関係を確認してから書く(推測で謝らない、推測で否定しない)
- 個人が特定できる内容(来店の日や施術の中身)を返信に書かない
- 長く書かない。読むのは投稿した方だけでなく、これから来る方
良くない内容が書かれたときの手順
すぐ反論したくなる場面ですが、公開の場でのやり取りは、書いた方以外にも読まれます。
- その場で返さず、まず店の中で事実を確認する
- 事実であれば、認めたうえで、何を変えるかを短く書く
- 事実無根の投稿や、関係のない投稿は、掲載先の手続きを調べる
依頼のしかたの線引き
感想を書いていただくようお願いすること自体は、広く行われています。線が引かれるのは、何かと引き換えにする場合です。
特典と引き換えの依頼は、広告と受け取られます
割引やサービスと引き換えに投稿をお願いすると、その投稿は店の広告として扱われる可能性があります。読む側が広告だと分かる形になっているかが問われる部分です。考え方はステマ規制にまとめていますが、当サイトでは可否の判断はいたしません。個別の判断は、消費者庁の案内や専門家にご確認ください。
書く内容を店側で指定する、良い評価をしてくださる方にだけお願いする、といった形も避けてください。会計のときに一言添える程度が、無理のない範囲です。
予約や問い合わせへつなぐ導線
見つけていただいたあと、次に何を押せばよいか分からないと、そこで止まります。情報を整えたら、最後に押し先を確認します。
押してほしい入口をひとつに決める
掲載欄には、電話、ホームページ、予約の入口など複数を置けます。ただ、全部を同じ強さで並べると、見る側は迷います。
- 予約が前提の事業:予約の入口を主にする(サロン、治療院、教室)
- 予約が要らない事業:場所と営業時間が分かれば足りる場合もある
- 相談から始まる事業:問い合わせの窓口を主にする(士業など)
主にする入口を決めたら、そのリンク先が今も生きているかを確認してください。閉じたページや、終わった案内につながったままのことがあります。
電話とネットの使い分け
どちらかに寄せる必要はありません。分ける基準は「誰の手が止まるか」です。
- 営業中の電話は、その場の作業を止める。ネットで受けられる分は移す
- 電話でしか連絡しない方もいる。番号を消してしまわない
- 営業時間外の問い合わせは、ネットの窓口で受け止める
受け口の選び方は予約システムの選び方にまとめています。地図アプリから予約画面まで自分の携帯で通してみると、途中で切れている箇所が見つかります。
来ていただいたあとの連絡へつなぐ
店舗情報は、あくまで最初の入口です。一度来ていただいた方に次も来ていただく仕組みは、別に用意します。
地図アプリの店舗情報
ネット予約
見つけていただく入口と、その場で受け止める入口は役割が違います。まず店舗情報を実際と合わせ、そこから予約へ一本道でつなぐ形が、手をかけずに続けられます。
整えること自体に費用はかかりません。かかるのは、載せ先を把握して直し続ける手間のほうです。広告を出す前にできることは、まだ残っています。なお当サイトは特定のサービスを勧める立場を取りません。掲載の条件や手続きは、各サービスの公式の案内でご確認ください。
よくある質問(FAQ)
-
情報を整えれば、地図アプリで上のほうに出るようになりますか?
出るとは限りません。表示の順番は各サービス側の判断で決まり、店側で操作できるものではありません。整える目的は、見つけた方が正しく判断できる状態にすることです。
-
どこから手を付ければよいですか?
営業時間と定休日が実際と合っているかの確認からです。次に電話番号と住所の表記、そのあとに駐車場と支払い方法を書き足してください。
-
写真は自分の携帯で撮ったもので大丈夫ですか?
構いません。外観と入口が分かることのほうが大切です。逆光や暗さで見えにくいときだけ、時間帯を変えて撮り直してください。
-
口コミにはすべて返信すべきですか?
決まりはありません。返す方針にするなら、同じ文面を並べないこと、個人が特定できる内容を書かないことだけ決めておいてください。
-
お客さまに口コミをお願いしてもよいのでしょうか?
お願いすること自体は行われています。ただし割引や特典と引き換えにする場合、広告として扱われる可能性があります。迷う場合は消費者庁の案内を確認し、専門家にご相談ください。
-
ホームページが無くても大丈夫ですか?
事業によります。場所と営業時間と写真で判断がつくなら、店舗情報を整えるほうが先です。料金やコースの中身を読んでいただく必要があるなら、置き場所が要ります。

