店のSNS投稿を続ける仕組み|ネタ・時間・担当を決めて、予約につなげる

店のSNS投稿を続ける仕組み|ネタ・時間・担当を決めて、予約につなげる

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お店のSNSを始めたものの、忙しい日が続いて更新が止まり、最後の投稿が数か月前のまま残っている。小さな店では、よくある話です。続かない原因の多くは、やる気ではなく仕組みがないことにあります。

この記事では、投稿の中身のうまさではなく、「ネタを集める」「時間を決める」「担当を決める」「予約につなげる」という運用の側を整理します。公式アカウントでの配信はLINE公式アカウントの使いどころで、地図アプリでの見つけてもらい方は地図アプリで見つけてもらうで扱っているので、ここではSNSの投稿に絞ります。

目次

投稿を始める前に決めておくこと

道具を選ぶ前に、店の側で決めておくことがあります。ここが曖昧だと、投稿の内容も頻度も毎回ぶれて、続けるのがつらくなります。

誰に見てほしいのかを一人に絞る

「近所の方」「新しく来てくれそうな方」「いま通ってくれている方」では、書く内容が変わります。最初は一番来てほしい相手を一人思い浮かべ、その人が知りたいことに絞ると、迷いが減ります。

迷ったときは、店の常連のお客様を一人思い浮かべるのが近道です。その人に話しかけるつもりで書くと、言葉選びも自然に揃います。

見たあとに、してほしい行動を決める

投稿を見た人に、予約してほしいのか、場所を覚えてほしいのか、問い合わせてほしいのか。行動が決まっていないと、投稿の最後に何を書けばよいか分からなくなります。行動は一つに絞るのが基本です。

行動が複数あると、見た人はどれを選べばよいか迷います。投稿ごとに変えるより、しばらくは同じ行動を案内し続けるほうが、反応を比べやすくなります。

使うSNSは、一つか二つに絞る

複数のSNSに同じ熱量で投稿するのは、小さな店には重すぎます。見てほしい相手が普段使っているものを選び、最初は一つで始めるのが無理のない進め方です。増やすのは、続いてからで遅くありません。

アカウントを作ったまま放置するのが、一番印象を落とします。続けられないと感じたら、増やす前に、まず今あるものを整える順番で考えます。

ネタを日々の仕事から拾って貯めておく

「今日は何を投稿しよう」と毎回考えると、それだけで負担になります。ネタは、投稿するときに探すのではなく、仕事のついでに集めておく考え方があります。

お客様からよく聞かれることを書き留める

よくある質問は、そのまま投稿のネタになります。答えを一度書いておけば、問い合わせの手間も減ります。聞かれたその日に、メモアプリへ一行残しておくだけで足ります。

聞かれた言葉をそのまま残しておくと、お客様が普段使う表現で書けます。店の側の専門用語に置き換えず、聞いた通りに使うほうが伝わります。

仕事の裏側や準備の様子を写真に残す

仕込みの様子、道具の手入れ、季節の入れ替え。店の側には当たり前でも、見る人には新鮮です。完成した写真だけでなく、途中の写真を数枚撮っておくと、後で投稿に回せます。

撮る前に、写り込む人や書類がないかを確認します。お客様の持ち物や画面が入っていないかを見る習慣も、あわせて付けておきます。

ネタ帳を一か所にまとめて、撮りだめする

写真とメモを置く場所を一か所に決めておくと、投稿する日に慌てません。余裕のある日に数日分を撮りだめしておく方法もあります。ただし、日付や季節の話は古くならないよう、日を確認してから使います。

ネタが貯まっていれば、忙しい週でも投稿が止まりません。貯めた量が減ってきたら、それが次の撮りだめを始める合図になります。

投稿する時間と頻度を、先に決めてしまう

続く店と止まる店の違いは、頑張りの差より、時間の決め方の差にあることが多いです。気が向いたときに投稿する形は、忙しくなると真っ先に止まります。

曜日と時間帯を固定して、作業を短くする

「週のうち決めた曜日の、閉店後に短時間」のように、時間を先に確保します。一回の作業を短く区切ると、疲れている日でも手が動きます。

作業の時間が決まっていれば、投稿が後回しにならず、他の仕事と並べて予定に入れられます。予定表に書いておくと、さらに守りやすくなります。

毎日でなくても、続く頻度を選ぶ

頻度を上げれば見てもらえる機会は増えますが、続かなければ意味がありません。守れる頻度を現実的に決め、それを下回らないことを優先します。増やすのは、余裕が出てからで十分です。

お休みの日や繁忙期は、投稿を減らすと決めておく方法もあります。止める日を先に決めておくと、止まったことへの罪悪感も軽くなります。

投稿の型を作って、考える手間を減らす

毎回ゼロから文章を考えず、「写真、ひとこと、予約の案内」のように型を決めておきます。型があると、誰が書いても似た形になり、店の雰囲気も揃います。

型は、ときどき見直して変えてかまいません。ただし、変えるのは月に一度程度にとどめ、同じ型の中で反応を比べる期間を置きます。

担当を決めて、辞めても引き継げる形にする

SNSの運用は、店主一人の仕事にしてしまうと、忙しい時期に止まります。かといって、スタッフに任せきりにすると、辞めたときに困ります。

担当は一人に固めず、役割を分ける

書く人、確認する人、予約の問い合わせを受ける人を分けておくと、一人が休んでも止まりません。小さな店では兼任が普通ですが、役割の名前だけでも分けておくと、引き継ぎが楽になります。

役割は、紙一枚に名前と担当を書いておくだけで十分です。新しく入った人にもすぐ渡せるように、共有の場所に置いておきます。

アカウントは店のものとして管理する

個人のアカウントや私物の端末で運用すると、スタッフが辞めたときにログインできなくなる恐れがあります。ログインの情報は店で管理し、誰が使えるかを決めておきます。考え方は顧客データの守り方と同じです。

パスワードは、使い回さず、店の共有の管理方法で保管します。二段階認証を使う場合は、確認用の端末を誰が持つかも決めておきます。

載せてよいものと、避けるものを決める

お客様の顔やお名前を載せる場合は、必ず事前に了承をもらいます。個人情報や、他店の悪口、未確定の情報は載せない。こうした線引きを、紙一枚にして共有しておくと、判断が揃います。

線引きは、迷った事例が出るたびに足していきます。最初から完璧に作る必要はなく、一度決めたことを守る形のほうが続きます。

投稿を、予約や問い合わせにつなげる

投稿が見られても、そこから先に進めなければ、売上には結びつきません。見た人が迷わず動ける道を、先に作っておきます。

プロフィールに、予約のリンクを置く

SNSでは、プロフィール欄が店の入口です。予約の案内、住所、営業時間、連絡の方法が一目で分かるようにしておきます。予約の仕組みは予約システムの選び方で比べ方をまとめています。

リンク先が古い情報のままだと、見た人が離れてしまいます。営業時間や休業日を変えたときは、プロフィールも同じ日に直す習慣を付けます。

投稿の最後に、次の一歩を一言添える

「ご予約はプロフィールのリンクから」のように、行動を一言添えます。毎回同じ言葉でかまいません。見た人が、次に何をすればよいか迷わなくなります。

言葉は短いほうが伝わります。予約までの手順が多い店では、リンクの先で何をするかを一行で添えると、迷いが減ります。

空き枠の投稿を、予約につなげる

直前に空きが出たときは、その日の投稿で知らせる方法があります。空き枠の埋め方は予約の空き枠を埋めるで詳しく扱っています。

空きが出た時点で知らせるには、投稿に使える写真や文面を、あらかじめ用意しておくと便利です。投稿する手間が軽くなります。

続けながら見直す、小さな確認の習慣

投稿は、出して終わりにせず、ときどき見直すと精度が上がります。ただし、数字を細かく追いすぎると、それだけで疲れてしまいます。

見るのは、反応の多かった投稿の傾向だけでよい

毎回の数字を追う必要はありません。月に一度、反応の多かった投稿を見返し、どんな写真や話題だったかを確認すれば十分です。次の投稿のネタ選びに役立ちます。

反応の多かった投稿は、同じ型で別の話題に使い回せます。うまくいった形を残しておくと、ネタ選びの迷いも減っていきます。

予約や問い合わせに結びついたかを聞いておく

来店したお客様に、「どこで知りましたか」と一言聞いておくと、SNSが役に立っているかが分かります。予約のアンケートに項目を一つ足す方法もあります。

聞く手間を省くなら、予約の画面や申し込みの項目に、知ったきっかけを選ぶ欄を足す方法があります。無理なく続く形を選びます。

向かない場合は、無理に続けない判断もある

来店のきっかけがほぼ紹介に限られる店や、見てほしい相手がSNSを使わない店では、費用対効果が合わないこともあります。その場合は、他の手段に時間を回す判断も選択肢です。ツール選びで失敗する原因も参考になります。

やめる判断は、失敗ではありません。時間を、店の中の仕事や別の集客手段に回したほうが成果が出る場合もあります。一定の期間を試してから決めると、納得して判断できます。

迷ったら、この順で決める

見てほしい相手、見たあとの行動、使うSNS、投稿する曜日、担当の順に決めます。道具や機能の比較は、その後で足ります。すべてを一度に整えようとせず、決めた順に一つずつ確認すれば、止まりにくい運用になります。

よくある質問(FAQ)

  • SNSは、どれから始めるのがよいですか?

    見てほしい相手が普段使っているものを、一つ選ぶのが基本です。店の業種や客層によって合うものは違うため、まず一つで始めて、続いてから増やす進め方が無理がありません。

  • 投稿のネタが思いつかないときはどうしますか?

    お客様によく聞かれることや、仕事の裏側の写真から拾う方法があります。日々のメモを一か所に貯めておくと、投稿の日に迷いにくくなります。

  • 毎日投稿しないと、見てもらえませんか?

    頻度が高いほど見られる機会は増えますが、続かなければ意味がありません。守れる頻度を決め、それを下回らないことを優先してください。

  • スタッフにSNSを任せても大丈夫でしょうか?

    任せる場合は、アカウントを店のものとして管理し、載せてよいものの線引きを紙にしておくと安心です。辞めたときに引き継げる形にしておくことが大切です。

  • SNSから予約につなげるには、何が必要ですか?

    プロフィールに予約のリンクを置き、投稿の最後に次の一歩を一言添える形が基本です。見た人が迷わず動ける道を、先に用意しておきます。

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